種籾（たねもみ）とは、お米の種です。種籾が良質でないと、おいしいご飯になりません。おいしいお米になるために、種籾の選別をします。
まず、種籾を塩水に入れ、浮いたものと沈んだものとに分けます。良質でない種籾は浮いてくるのです。底に沈んだ種籾だけを選別することを「塩水選」と呼びます。
その後、塩水選した種籾を消毒し、苗箱にまいて発芽を待ちます。この過程がお米を育てる第一歩なのです。
産地や品種によって栽培時期や方法は異なりますが、一般的にお米は3月〜9月にかけて栽培されます。その中でも3月〜6月は、種をまいて苗を育てていく段階です。
まず、お米の栽培は3月下旬になると、種まきから始まります。どの時点で種をまくかは、農家さんや天候などによって変わってくることでしょう。まず、種籾（たねもみ）を苗箱にまいて発芽させます。
苗が枯れないように水分調節や温度管理をしながら、良い種籾だけを選別していきます。良質の種籾でないとおいしいお米に育ちません。そして、数日間で苗が成長し、それと同時に田植えが始まるのです。
その後、天候によっても異なりますが、4月下旬〜5月上旬にかけて田植えが始まります。初めに田んぼの土を耕し、柔らかくしていきます。土が硬いと苗を植えることができないからです。また、田植えを行う際、苗が水に浸かり過ぎないようにしないといけません。水量が多いと、枯れてしまうおそれがあります。
6月に入ると、苗も20〜30cm位に成長して葉も増え、しっかり土に根付いています。また、田んぼ内の雑草も生えてくるため、雑草を刈って苗に栄養分を送り届けることが大切です。
さらに苗を太く成長させるためには、水の入れ替えを繰り返さないといけません。6月は苗の成長を意識して栽培を行う必要があります。
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