お米の品質や味にこだわっているという方も多いのではないでしょうか？おいしいお米かどうかを見極めるためには、収穫までの過程を把握しておくことも大切です。ここでは、夏から秋にかけて行われる、お米の栽培方法と成長過程をご紹介します。
苗の成長のために行う雑草刈り
おいしいお米を栽培するためには、厳しい夏を乗り越えられるかどうかがカギになってきます。
7月に入ると、苗はどんどん成長していきます。苗丈は長いもので80cm以上も伸びます。
それと同時に雑草も多く見られため、雑草刈りをしっかり行わないといけません。農家によっては、除草剤を使用している所もあります。
苗の成長をサポートする出穂
8月は出穂（しゅっすい）の時期です。稲の穂が出て、花も短期間ですが咲き始めます。出穂の時期に合わせて、肥料をさらに与え、稲に十分栄養が行き渡るようにします。
その後、8月下旬になると稲穂は徐々に色づき始めます。夏の暑い時期は高温が続くため、害虫の駆除をはじめ、田んぼの水量と温度をしっかり管理し、苗の成長をサポートすることが重要です。
夏を乗り越えたら、後はいよいよ収穫を迎えるだけです。
収穫と出荷
9月〜10月は稲刈りの時期です。稲穂が垂れてきて、黄金色になった状態であることが収穫適期の特徴です。収穫は、コンバインなどを使って、9月〜10月にかけて行います。
脱穀したらもみを乾燥させ、玄米の状態にしたら適切な温度で保存します。乾燥の工程では、水分量が多いとカビが生えるおそれがあるため、水分の割合が14〜15％くらいになるように乾燥させることが大切です。
最後にでき上った玄米・精米を一つひとつ丁寧に袋詰めし、各店舗へ出荷します。
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